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Master Rhythm Maker ガイド

Master Rhythm(マスターリズム)は、バンド練習やライブで使うコード譜(マスター譜)を、
ブラウザだけで作成・印刷・共有するためのツールです。
拍ごとのコードと「キメ」に絞った、現場で使える譜面を作れます。

📖 はじめに

Master Rhythm の全体画面 Master Rhythm のメイン画面。左にサイドバー、右に楽譜エリア。

Master Rhythm(マスターリズム)は、バンド練習やライブで使うコード譜(chord chart)を、 ブラウザだけで作成・印刷・共有するためのツールです。五線譜ではなく、 拍ごとのコードとリズムの「キメ」に絞ったマスター譜を作る点が大きな特徴です。

プロが現場で使う譜面のレイアウトを意識しており、セクション(A、B、サビ など)を縦に並べ、 各セクション内に小節を段組みで並べていきます。1段あたりの小節数や、 リピート・カッコ・ダル・セーニョといった反復記号にも対応しています。

主な使い方の流れ

  1. 左のサイドバーを確認し、「+ セクション追加」でAメロやサビのセクションを作る。(PCではサイドバーは画面左に常時表示。スマホ・タブレットでは画面左上の☰ボタンで横からスライド表示されます)
  2. 追加されたセクション内の小節の拍をクリックして、コードパレットでコードを入力。
  3. 必要に応じて右クリックで反復記号・リズム・転調などを設定。
  4. ヘッダーの💾 保存でクラウドに保存、📤 出力から印刷やPDFファイルでの保存ができます。
⏱️ 時短ツール:手持ちの素材から下書きを作る

ゼロから打ち込む代わりに、手元の素材からコード譜の下書きを一気に作るための時短ツールを用意しています。 DAWで打ち込んだコードトラックや音源のMIDIがあるなら「MIDIから取り込む」 をお使いください。

どちらも大枠(構成・小節数・コード進行)を素早く形にすることが目的で、細かい部分までの解析は保証していません。 取り込んだ後にご自身で確認・修正して仕上げる、という使い方を前提にしています。

🗺️ 画面の見方

ヘッダー(画面上部)

ヘッダーの全ボタン ヘッダーには各種操作ボタンが並びます。
  • ボタンが画面に収まらないとき:ウィンドウが狭い・画面の拡大率が大きい場合は、ヘッダーを横にスクロールすると残りのボタンが出てきます(マウスホイールを回す、スマホ・タブレットは横にスワイプ)。
  • ☰:スマホ・タブレットでのみ表示される、サイドバーの開閉ボタン。PCではサイドバーが常時表示のため表示されません。
  • ← ダッシュボードへ:BAND CONNECT のメンバーページに戻ります。
  • ショートカット:キーボード操作の一覧を表示します。
  • 📝 メモ追加:楽譜上に自由なメモ(付箋)を貼るモードに入ります。
  • ↩ 戻す:直前の操作を取り消します(アンドゥ)。
  • ↪ やり直す:「↩ 戻す」で取り消した操作をやり直します(リドゥ)。戻したあとに別の編集をすると、やり直せる履歴は消えます。
  • 🆕 新規:今の編集内容を破棄して、空の楽譜を新規作成します。
  • 💾 保存:クラウド(あなたのアカウント)に楽譜を保存します。
  • 📤 出力:押すとメニューが開き、次の書き出しを選べます。
    • 🖨 印刷:ブラウザの印刷ダイアログを開きます。
    • 📄 PDF:いま開いている譜面をPDFファイルとして保存します。スマホでは共有メニューが開き、LINE などへそのまま送れます(詳しくは「印刷・PDF」)。
  • 👁 ビューアー:保存済みの譜面を、閲覧専用の譜面ビューアーで開きます。同じタブで開くので、ビューアーの「← 戻る」で編集中の状態に戻れます。まだ一度も保存していない譜面では押せません(詳しくは「譜面ビューアー・連携」)。
ℹ 「使い方」と「保存枠」はサイドバーの一番上に

このガイドを開く「? 使い方」ボタンと、マスター譜の保存枠(例:現在の保存枠 2/3曲)は、サイドバー上部(曲タイトルの上)にまとまっています。

サイドバー

サイドバーの全体 PC:画面左に常時表示。スマホ・タブレット:左上の ☰ ボタンで横からスライド表示。

上から順に、次のブロックがあります。(各ブロックの見出しをクリックすると開閉できます)

  • 曲タイトル・表示オプション:曲名、リハーサルマーク・セクションブロックの表示切替。
  • 曲の設定:KEY(キー)、♩=(テンポ)、拍子、コード表記スタイル(jazz / standard)など、曲全体の設定。
  • セクション:A、B、サビなどの「曲の区切り」を追加・複製・削除する場所。ここに1つでもセクションを足さないと、コード入力は始められません。
  • トランスポーズ:曲全体のコードを半音単位で移調します。
  • レイアウト:1段に並べる小節数や用紙サイズ(A4 / Letter)を変更できます。
  • 📁 楽譜ライブラリ:保存済みの曲を開く・ファイルを読み書きする・MIDIから取り込む、ための入口です。

楽譜エリア(画面中央)

選択中のセクション・小節がここに表示されます。小節の拍をクリックすると 下部にコードパレットが出て、コードを入力できます。 小節をドラッグで範囲選択すると、コピー・貼り付け用のバーが現れます。

🎸 コード入力の基本

1. 拍を選ぶ

小節は拍子の分子の数だけ拍を持っています(4/4 なら 4 拍)。 入力したい拍をクリックすると、画面下部にコードパレットが表示されます。

コードパレット表示時の画面 拍をクリックすると、画面下部にコードパレットが現れます。

2. コードを選ぶ・入力する

パレットには主要なルート音とコードタイプのボタンが並びます。組み合わせて押すか、テキスト欄に直接入力もできます。

  • C、Am、G7、Dm7 のように、一般的なコード表記に対応します。
  • ジャズ表記のC-7(マイナーコード)も認識します。
  • テンションはCM7(9)、G7(b9) のように括弧で入力すると、表示時にきれいに整形されます。
  • 分数コードはC/E のようにスラッシュで入力します。

3. 次の拍へ進む

コード入力後にパレットの「→ 2拍進む」ボタン、または矢印キーで素早く次の拍に移動できます。 マウスを動かさずにテンポよく入力できます。

黒鍵のルート音(♯ と ♭ の切り替え)

F♯ と G♭ のように、同じ音でも♯で書くか♭で書くかは曲や人によって変わります。 ルート音のボタン一覧の右上にある「♯/♭」で、黒鍵の表記を切り替えられます。

  • 自動(初期設定)……曲のキーに合わせて決まります。 たとえばキーが D♭ なら、その調の音である D♭ E♭ G♭ A♭ B♭ がフラットで並びます。 キーが A なら C♯ F♯ G♯ がシャープになります。 転調した小節では、その小節のキーに追従します。
  • ♯……キーに関係なく C♯ D♯ F♯ G♯ A♯ で固定します。
  • ♭……キーに関係なく D♭ E♭ G♭ A♭ B♭ で固定します。

切り替えても音は同じで、譜面上の見た目(表記)だけが変わります。 すでに入力済みのコードの表記は変わりません(変えたい拍を選び直して入力し直してください)。 1つの拍だけ別の表記にしたいときは、パレット下部の「手動入力」から A#m7・Bbm7 のように直接入力できます。

コード表記スタイルの切り替え

サイドバーの「曲の設定」→「コード表記スタイル」で、jazz(マイナーを-で表記)と standard(マイナーをmで表記)を切り替えられます。 どちらを選んでも、変化テンションは括弧書きで整形されます。

🧱 セクション管理

セクションは、A・B・サビ・イントロ・間奏といった「曲の構成上のブロック」です。 曲は必ず1つ以上のセクションで構成され、セクションの中に小節が並びます。

セクションの追加

サイドバーの「セクション」ブロックの「+ セクション追加」を押すと、曲の末尾に新しいセクションが追加されます。 ラベル(A、B、Chorus など)と小節数は後から自由に変更できます。

リハーサルマーク

セクションの先頭に付く四角枠の記号です。既定では並び順に A・B・C… と自動採番されますが、 セクションを開いたときの「リハーサルマーク」欄に文字を入れると、 その文字(1・イントロ・Vamp など、最大8文字)に差し替えられます。 空欄に戻すと自動採番へ戻ります。表示そのものを消したい場合は、サイドバー上部の 「リハーサルマーク」チェックを外してください。

セクションの複製・コピー

  • 複製:そのセクションを丸ごとコピーし、すぐ後ろに同じ内容を貼り付けます。同じ進行が繰り返される曲で便利です。
  • コピー:内容をクリップボードに保持します。後で「末尾に貼り付け」を実行すると、曲の最後に追加できます。

セクションの削除

⚠ 削除は取り消せません

セクション行の削除ボタンを押すと、そのセクション内の小節とメモが消去されます。削除前に必要なら先に保存しておくことを推奨します。

小節の追加・削除

サイドバーでセクションを開くと「小節数」の欄があり、ここで小節数をまとめて調整できます。

サイドバーの小節数の増減 +/-で1小節ずつ、数字の直接入力でまとめて増減できます。
  • +:末尾に1小節追加します(1セクション最大999小節)。
  • -:末尾の1小節を削除します。
  • 数字を直接入力:欄に希望の小節数を入れて Enter(または枠外をクリック)すると、いまの小節数との差分だけまとめて追加・削除されます(例:8 → 16 で8小節追加)。

途中に小節を差し込みたいときや、特定の小節だけを消したいときは、楽譜上で対象の小節を右クリックして「前に挿入」「後に挿入」「削除」を選びます。

⚠ 「-」と数字入力は末尾から減ります

減らした小節に入力済みのコードごと消えます。減らしすぎたときは Ctrl+Z で戻せます。

🖱️ 小節の操作(右クリックメニュー)

小節を右クリックしたときのメニュー 右クリックメニュー。挿入・削除・各種記号設定をここから行います。

小節の上で右クリックすると、その小節に対する操作メニューが開きます。 タッチ端末では長押しでも同じメニューを呼び出せます。設定できる主な項目は次の通りです。

  • 前に挿入 / 後に挿入:その位置に空の小節を1つ加えます。
  • 削除:その小節を消します(リズムパターンに含まれる場合はパターン全体を削除)。
  • リズムを編集:拍ごとの「キメ」(強拍・休符など)を設定する専用エディタを開きます(詳細は「リズムパターン」)。
  • リピート記号:|: リピート開始、:| リピート終了、繰り返し回数(×3 など)、1番カッコ / 2番カッコ、複数回で通るカッコ(1.2.)を設定します。
  • 反復記号:%(1小節反復)、%2(2小節反復)、%4(4小節反復)。
  • 反復シンボル:Segno(セーニョ)、Coda(コーダ)を付加できます。
  • 終止・反復指示:Fine、D.C.、D.S.、To Coda など、終止・反復の文字指示を入れられます。
  • テンポ指示:rit.、accel.、a tempo など、テンポ変化の文字指示。拍を選んでから右クリックし「テンポ指示(rit./a tempo 等): 拍◯...」から設定すると、その拍のコード名の上に表示されます。拍を選ばずに小節のメニューから設定した場合は、小節中央の上に表示されます。同じ拍で同じ指示をもう一度選ぶと解除できます。
  • 演奏指示:Break、Gt. only、On Cue、1x only など、演奏の段取りを伝える指示を枠付きの太字で表示します。「編成」「キュー・ブレイク」「回数指定」のプリセットから選ぶか、「その他...」で自由に入力できます(日本語可)。テンポ指示と同じく、拍を選んでから右クリックするとその拍のコード名の上に、小節のメニューから設定すると小節の左端の上に表示されます(番号カッコのある小節では、カッコと重ならないようカッコの上に表示されます)。表示専用で、練習モードの再生には影響しません。詳しくは「演奏指示」をご覧ください。
  • ダイナミクス:p、mf、ff などの強弱記号、クレッシェンド < / デクレッシェンド > も小節単位で長さを指定できます。
  • フェルマータ・アーティキュレーション:拍を選択してから右クリックすると、その拍に個別の記号を付けられます。
  • 食い(シンコペーション):8分裏・16分裏・3連符などの「食い」を拍に付加します。
  • 転調:その小節以降のキーを変更します(前の小節までは元のキー)。
  • 拍子変更:その小節以降の拍子を変更します(例:4/4 の曲を一時的に 3/4 に)。
  • この段の小節表示数:この行だけ「1段に並ぶ小節数」を上書きします。
💡 転調・拍子変更は後ろすべてに影響

転調・拍子変更は、設定した小節から後ろすべてに影響します。元に戻したい場所では、もう一度同じメニューから「解除(前の設定を継続)」を選ぶか、戻したいキー・拍子を再指定します。

🔁 リピート・反復

リピート小節(|: ~ :|)

繰り返したい区間の先頭小節を右クリック → 「リピート記号」 → 「リピート開始」、末尾の小節で同じく「リピート終了」を選びます。

繰り返し回数(×3、×4 など)

3回以上繰り返す場合は、リピート終了(:|)を付けた小節を右クリック → 「リピート記号」→「繰り返し回数」から回数を選びます。 :| の右上に ×3 のように表示されます。プリセットにない回数は「その他...」から入力できます(2〜99回)。

リピート記号メニュー リピート終了(:|)を付けた小節では「繰り返し回数...」が選べるようになります。
繰り返し回数の選択メニュー 「繰り返し回数...」のメニュー。プリセットにない回数は「その他...」から入力します。「2回(通常)」を選ぶと回数表示が外れます。
×3 の表示例 回数を選ぶと、:| の右上に「×3」のように表示されます。
  • 「2回(通常)」を選ぶと回数表示が消え、通常のリピートに戻ります。
  • リピート終了を外すと、繰り返し回数も一緒に解除されます。
  • 練習モードの再生にも、設定した回数が反映されます。
  • 回数によって演奏が変わる箇所(例:「2回目だけギター」)は、演奏指示の「回数指定」(1x only / 2x only / Last x only)で書き添えられます。

1番カッコ・2番カッコ(volta)

リピート末尾の前後で「1回目はこっち、2回目はこっち」と分岐させたい場合は、 カッコを始めたい先頭の小節を右クリック → 「リピート記号」→「番号カッコ」→「1番カッコ」または「2番カッコ」を選びます。

選択するとダイアログが開き、「何小節に適用しますか?」と尋ねられます。デフォルトは1。 2小節ぶんカッコを伸ばしたいなら2、4小節なら4を入力して OK。 ブラケットが指定した小節数ぶん右に伸び、段をまたぐ場合も自動でフックが分割されます。3番以上が必要な曲は「番号指定」から番号を入力できます。

ℹ 解除や番号変更

カッコが付いた小節(カッコの範囲内ならどの小節でも可)を右クリックして「解除」を選ぶか、同じ番号を再選択すると、そのカッコ全体がまとめて解除されます(4小節にまたがるカッコでも1回で外れます)。隣り合う別の番号のカッコはそのまま残ります。番号を変えたいときは、開始小節で別の番号を選び、新しい適用範囲を入力すれば上書きできます。

複数回で通るカッコ(1.2. など)

3回以上繰り返す曲で「1・2回目はこっち、3回目はこっち」と分けたい場合は、「番号カッコ」→「複数回(例: 1.2.)」を選び、 通る回を 1,2 のようにカンマ区切りで入力します(1-3 のような範囲指定も可)。 続けて適用する小節数を入力すると、カッコに 1.2. と表示されます。最後の回のカッコには、通常の「番号指定」で 3 を付けます。

番号カッコメニューの「複数回」 「番号カッコ」→「複数回(例: 1.2.)...」を選びます。
通る回の入力ダイアログ 通る回をカンマ区切りで入力します(例: 1,2)。
適用する小節数の入力ダイアログ 続けて、カッコを付ける小節数を入力します。
1.2. のカッコと ×3 の表示例 表示例:2小節にまたがる「1.2.」のカッコと、3回繰り返す :|(×3)。
  • 練習モードでは、カッコの番号から繰り返し回数を判断します(3. のカッコがあれば3回)。繰り返し回数(×3)を別に付ける必要はありません。

反復省略記号(%、%2、%4)

「直前と同じ進行を繰り返す」ことを示す省略記号です。

  • %:直前の1小節を繰り返す。
  • %2:直前2小節分を繰り返す。
  • %4:直前4小節分を繰り返す。

既にコードが入っている小節に反復記号を設定すると、確認ダイアログが出てからコードが消去されます(誤操作防止)。

Segno・Coda・D.C./D.S./Fine

いわゆる「ダル・セーニョ」「ダ・カーポ」などの曲構造記号です。一般的な使い方は次の通りです。

  • D.C.(Da Capo):曲頭に戻る。
  • D.S.(Dal Segno):Segno 記号の位置に戻る。
  • Fine:戻った後、ここで終わる。
  • To Coda:戻った後、ここから Coda 記号にジャンプ。

「D.C. al Fine」「D.S. al Coda」のような組み合わせは、「終止・反復指示」メニューにプリセットが用意されています。 リストにない指示は「その他...」から任意のテキストで入力できます。

📢 演奏指示(Break / Gt. only など)

「ここはギターだけ」「ここで全員止める」「2回目だけ演奏」といった演奏の段取りを、譜面の上に枠付きの太字で書き込めます。 リハーサルで口頭説明しなくても、譜面を見れば伝わるようになります。

付け方

  1. 指示を付けたい拍(または小節)を右クリックし、「演奏指示(Break/Gt. only 等)」を選びます。
  2. 「編成」「キュー・ブレイク」「回数指定」のグループを開き、プリセットを選びます。
  3. 一覧にない指示は「その他...」から自由に入力できます(日本語可。例:ギターのみ、サビ前だけ)。
右クリックメニューの「演奏指示」 拍を右クリックしたメニュー。「演奏指示」に拍の番号が付いていれば、その拍に付きます。
演奏指示のグループ 指示は「編成」「キュー・ブレイク」「回数指定」の3グループに分かれています。
「編成」のプリセット一覧 「編成」のプリセット。選ぶとすぐ譜面に表示されます。
  • 拍を選んで右クリックした場合は、その拍のコード名の上に表示されます。小節の余白から設定した場合は、小節の左端の上に表示されます。
  • 同じ指示をもう一度選ぶか、「解除」を選ぶと外れます。1小節に付けられる演奏指示は1つです(付け直すと置き換わります)。

プリセットの意味

グループ指示意味
編成Band inここから全員(バンド全体)で演奏する
Gt. onlyギターだけで演奏する(他のパートは休み)
Ba. onlyベースだけで演奏する
Dr. onlyドラムだけで演奏する
Key. onlyキーボードだけで演奏する
Vo. onlyボーカルだけ(伴奏なし)
Rhythm onlyリズム隊(ドラム・ベースなど)だけで演奏する
Tacet演奏しない(休み)。どのパートが休むかは自由入力で書き分けられます(例: Gt. tacet)
キュー・ブレイクBreak全員で音を止める(ブレイク)
On Cue合図(キュー)で入る/次へ進む
Open til Cue合図があるまで、この区間を繰り返す
Fill inフィル(おかず)を入れる
Soloソロ区間
F.O.フェードアウトして終わる
回数指定1x only1回目だけ演奏する
2x only2回目だけ演奏する
Last x only最後の回だけ演奏する

「回数指定」は、リピートで同じ区間を繰り返すときに「何回目だけ違う演奏をするか」を書き添えるのに使います。

他の記号と重なるとき

演奏指示は、他の記号と重ならないよう自動で位置をずらします。

テンポ指示と同じ小節の演奏指示 テンポ指示(rit. など)と同じ小節では、演奏指示がその1段上に表示されます。
番号カッコのある小節の演奏指示 番号カッコのある小節では、カッコと重ならないようカッコの上に表示されます。
ℹ 再生について

演奏指示は表示専用で、練習モードの再生には影響しません。

🥁 リズムパターン(キメ)の入力

キメとは、いわゆるリズム・フィギュアのこと。「ここはユニゾンで止める」「全員で同じリズムを叩く」といった指示を、 拍ごとの強拍・休符・タイのパターンとして表現します。

エディタを開く

対象の小節を右クリックして「リズムを編集」を選ぶと、専用のリズムエディタが開きます。

リズム編集ダイアログ リズム編集ダイアログ。上のプレビュー、下のマス目で拍ごとにリズムを構成します。

パターンの作り方

  • 各拍はマス目状のセルに分割されます。左クリックでスラッシュ音符(音符)の入力、右クリックで休符の入力。既に音符があるセルを左クリックすると、その部分だけクリアできます。
  • セルの下にある 8 / 16 / 3 / 6 ボタンで、その拍の分割(8分・16分・3連・6連)を切り替えられます。
  • 「2拍3連」ボタンを押すと、その拍と次の拍の2拍ぶんが3つのセル(4分3連×3)になります。占有された次の拍には入力できません。次の拍が必要なため、小節の最後の拍には設定できません。分解能を戻すと、占有していた拍が解放されます。
  • セルをドラッグすると、複数セルを跨いだ長い音価(2分音符・付点音符など)として配置できます。
  • Shift+左クリックで「次の音符へタイ」を付与/解除、Alt+左クリックでアーティキュレーション(>・^・.・−)を順送りに切替。
  • 小節の最後の音符を次の小節へ繋げたい場合は、ダイアログ中央の「小節最後の音符にシンコペーション(次の小節へタイ)」をチェック。
  • 2小節・4小節にまたがるパターンも作れます(上部のスパン: 1 / 2 / 4)。
  • スパンを伸ばした際、隣の小節に別のリズムがあると競合エラーが出ます。先に隣のパターンを解除してから再試行してください。

設定後の楽譜の見え方

リズムパターン適用後の小節 リズムを設定した小節は、スラッシュ音符の表示から実際の音符・休符の譜面に切り替わります。

リズムエディタのまま左右ナビゲーションで、隣の小節のリズムを続けて編集できます。曲全体のキメをまとめて作るときに便利です。

📝 メモ機能

「ここはギターソロ」「ベース休み」「客を煽る」など、楽譜本体には書きづらい指示を付箋として貼れます。

メモを追加する

  1. ヘッダーの「📝 メモ追加」を押すと、メモモードに入ります(ボタンが「📝 メモ中」表示に変わります)。
  2. 楽譜上の好きな位置をクリックすると、その場所にメモが作成されます。
  3. メモをクリックすると編集できます。空白のまま確定すると削除されます。
  4. メモモードを抜けるには、もう一度同じボタンを押すか、Esc キーを押します。

💾 保存・ライブラリ

クラウド保存(💾 保存)

BAND CONNECT にログインした状態でヘッダーの「💾 保存」を押すと、曲を自分のアカウントのデータベースに保存できます。 一度保存した曲を再度編集して保存すると、ボタンが「💾 上書き保存」に変わります。

保存できる曲数(保存枠)

マスター譜のクラウド保存には保存枠があります。現在の状況は、サイドバー上部のバッジ(例:現在の保存枠:2/3曲)で確認できます。

  • 初期状態では、新しいマスター譜を3曲まで保存できます。
  • 次の条件をすべて満たすと、保存枠が無制限になります(バッジが「マスター譜保存枠:無制限」表示に変わります)。
    • バンド写真が設定されていること
    • かつ、メンバーが2名以上(あなた以外に1名以上)登録されていること、または ギャラリーに写真が1枚以上登録されていること
ℹ 補足

保存枠の対象は「新規保存」のみです。すでに保存済みの曲の「💾 上書き保存」は、保存枠に関係なくいつでも行えます。無制限にするための設定は、ダッシュボードのProfile Maker(プロフィール管理)から行えます。

レパートリーへの紐付け

保存した楽譜は、BAND CONNECT 上のレパートリー(バンドの曲リスト)と紐付けられます。紐付けはライブラリ画面の各行のドロップダウンで変更できます。 既に他の楽譜が同じレパートリーに紐付いている場合は、確認ダイアログを経て自動的に付け替えられます。

ライブラリの開き方

サイドバーの「楽譜ライブラリ」を押すと、📁 楽譜ライブラリウィンドウが開きます。保存済みの曲一覧、ファイル読み込み、現在の曲のエクスポートを行えます。

ファイル形式(.json / .mrhythm)

  • 「現在の曲をエクスポート」を押すと、楽譜データをJSONファイルとしてダウンロードします。
  • 「ファイルから読み込み」で同じ形式のファイルをドラッグ&ドロップ、または選択して読み込めます。
  • バックアップやメンバー同士の共有に活用してください。
⚠ エクスポート・インポートは無制限枠のときのみ

ファイルのエクスポート・インポートは、保存枠が無制限になっている場合のみ利用できます。3曲制限のうちは、これらのボタンは無効です(無制限にする条件は「保存できる曲数」を参照)。

新規作成(🆕 新規)

ヘッダーの「🆕 新規」を押すと、編集中の内容を破棄して空の楽譜を作成します。未保存の変更は失われるため、事前に確認ダイアログが表示されます。

🎹 MIDIから取り込む

ピアノなどでコードを演奏したMIDIファイル(SMF)を解析して、拍ごとのコード・食い・セクション・キー・拍子を新しい曲として起こす機能です。 解析はブラウザの中だけで行い、ファイルはサーバーに送信しません。DAWで打ち込んだコードトラックや、コード進行から伴奏を生成する音源(EZkeysなど)のMIDIを書き出せば、そのままコード譜の下書きになります。

位置づけは譜面OCRと同じくMaster Rhythm Makerの時短ツールです。1小節1コードの骨格を素早く作るためのもので、 細かい部分までの解析は保証していません。特に、人が弾いた伴奏の経過音・テンション・分数コードの解釈は迷うことがあります。 結果画面で黄色になった拍は候補から選び直し、取り込んだ後も必ず目視で確認してから保存してください。

取り込みの手順

  1. サイドバーの「📁 楽譜ライブラリ」を開き、「🎹 MIDIから取り込み」を押します。
  2. MIDIファイル(.mid / .midi・2MBまで)を枠にドロップするか、「ファイルを選択」から選び、「🔍 解析する」を押します(数秒で終わります)。
  3. 結果画面でセクションと拍ごとのコードを確認します。黄色の拍は判定に迷った箇所で、プルダウンから候補を選び直せます。同じ記号をまとめて置き換えることもできます。
  4. 問題なければ「📥 この内容で新しい曲として取り込む」を押します。迷った拍は該当小節にメモとして残るので、取り込み後はそこから見直してください。

おすすめの打ち込み方(精度が上がります)

  • 1トラックでかまいません。低いところにベース音を1個、その上にコードの中身を置きます(転回・重複は自由です)。
  • コードが変わるまで白玉で伸ばすのが最も確実です。食いを書きたいときだけ、8分(または16分)前から次のコードを鳴らしてください。そのまま「食い」として取り込まれます。
  • ベースを別トラックにするなら、トラック名に Bass と入れておくと分数コード(C/Eなど)の判定が確実になります。メロディは Melody という名前のトラックに置くと、コード判定から外れます。
  • セクション名(イントロ・Aメロ・サビ…)は、DAWのマーカーに書いておくとそのまま区切りになります。マーカーが無ければ8小節ごとに区切ります。
  • クリック(メトロノーム)に合わせて録音・打ち込みしてください。テンポの無い自由な演奏は小節が正しく取れません。

読み取られるもの・読み取られないもの

  • 読み取られるもの:キー(自動推定)、拍子、テンポ、拍ごとのコード、分数コード、食い、セクション(マーカー)、拍子の変更。
  • 読み取られないもの:キメ(リズムパターン)、リピート記号、転調、途中のテンポ変更。取り込んだ後に小節メニューから設定してください。
  • ドラム(ch10)と、C-2〜B-2(ノート0〜11)のキースイッチ帯域は無視します。
🔒 MIDIファイルはお使いの端末の中だけで処理されます

読み込んだMIDIファイルはブラウザの中で解析するだけで、サーバーには送信しません。 端末やブラウザにファイルが保存されることもなく、ダイアログを閉じた時点で解析に使ったデータは破棄されます。 残るのは解析結果のコード譜(コード記号・小節・セクション)だけで、これは通常の曲と同じように保存されます。

⚠ 取り込むと編集中の曲は置き換わります

取り込みを実行すると、いま編集している内容は解析した譜面に置き換わり、未保存の新しい曲として開かれます(アンドゥ履歴もクリアされます)。編集中の曲を残したい場合は、先に「💾 保存」しておいてください。

ℹ 利用できる条件

MIDIからの取り込みは、ファイルのインポート・エクスポートと同じく保存枠が「無制限」のときに利用できます(無制限にする条件は「保存・ライブラリ」の保存できる曲数をご覧ください)。

💡 細かい部分までの解析は保証していません

コードをボイシングの塊で書き出したMIDI(DAWのコードトラック・EZkeysなどの音源)はほぼそのまま取れますが、人が弾いた伴奏では、テンションの多いジャズのボイシング、ブルースの♭3、経過音、右手と左手で役割を分けた伴奏などが意図と違うコード名になることがあります。あくまで下書きを作る時短ツールとして使い、取り込み後に必ず目視で確認し、直してから保存してください。

🔗 譜面ビューアー・他機能との連携

クラウドに保存したマスター譜は、BAND CONNECT の他の機能から閲覧専用の「譜面ビューアー」で開けます。 ビューアーは編集できない代わりに、リハーサルやライブ本番での表示・確認に最適化された画面です。

エディタから開く(👁 ビューアー)

ヘッダーの「👁 ビューアー」を押すと、いま編集している曲をそのままビューアーで開けます。 同じタブで開くので、ビューアーの「← 戻る」を押せば編集中の状態に戻れます(戻り先の履歴がない場合はダッシュボードへ戻ります)。

ℹ ボタンが押せない/表示が古いとき

ビューアーはクラウドに保存済みの内容を表示します。まだ一度も「💾 保存」していない譜面ではボタンを押せません。また、保存後に加えた変更は、もう一度保存するまでビューアーには反映されません。

レパートリー一覧からの連携

保存したマスター譜をレパートリー(バンドの曲リスト)に紐付けると、レパートリー一覧の曲名の横に2つのバッジが表示されます。

  • ♩ Edit:Master Rhythm Maker(エディタ)でその曲を編集します。
  • ♩ View:譜面ビューアーでその曲を表示します。

ライブ用セットリストからの連携

Set List Maker で作ったセットリストのライブ用ビューでは、 マスター譜が紐付いた楽曲に「♩ View」ボタンが表示されます。タップすると、その曲の譜面ビューアーが画面上にオーバーレイで開きます。

  • ビューアーは、セットリストに登録された楽曲のBPM・拍子に合わせて表示されます。
  • 本番中でも、曲を切り替えながら素早く譜面を呼び出せます。

練習モード(メトロノーム+コード再生)

Set List Maker の「練習」タブから譜面を開くと、ビューアーが練習モードになります。 譜面を目で追いながら、メトロノームとコードの音を鳴らして練習できる画面です。

  • ▶ 再生:カウントインのあと、曲のBPMで小節が進みます(Space でも再生・停止できます)。
  • 🔔 クリック / 🎹 コード:メトロノーム音と、コードの白玉(伸ばし音)を個別にオン・オフできます。
  • 🔁 ループ:小節を選んで始点・終点を決めると、その区間だけを繰り返し再生します。苦手な箇所の反復練習に便利です。
  • 🚩 マーク:気になる小節に目印を付け、前後のマーカーへジャンプできます。
  • 演奏順の展開:リピート記号(繰り返し回数を含む)・番号カッコ(1.2. を含む)・D.C. / D.S. / To Coda / Fine は、演奏する順に展開して再生します。テンポは一定で、rit. やフェルマータ、演奏指示は再生に反映されません。

操作の詳細や、音が鳴らないときの対処は Set List Maker ガイドの「練習」をご覧ください。

ℹ 連携の前提

ビューアーで表示するには、まずエディタで「💾 保存」し、その譜面をレパートリーに紐付けておく必要があります。紐付けは「📁 楽譜ライブラリ」画面の各行のドロップダウンから行えます。

🖨️ 印刷・PDF

ヘッダーの「📤 出力」→「🖨 印刷」を選ぶと、ブラウザの印刷ダイアログが開きます。プリンタを選んで紙に印刷してください。

PDFファイルとして保存する

編集中にヘッダーの「📤 出力」→「📄 PDF」を選ぶと、いま開いている譜面をPDFファイルにします。 PCではそのままダウンロードされ、スマホでは共有メニューが開くので、LINE やファイルアプリなどを選んで送ったり保存したりできます。

  • PDFはお使いのブラウザの中で作成します。譜面データを外部のサービスへ送ることはありません。
  • 用紙サイズ(A4/Letter)・ページの区切り・余白は印刷と同じです。スマホで作ってもPCと同じレイアウトになります。
  • メモ(付箋)は、印刷と同じく黄色い枠を付けずに文字だけを載せます。
  • 譜面を画像にしてPDFに収めるため、PDFの中の文字を選択・検索することはできません。

用紙サイズの切り替え

サイドバーの「レイアウト」ブロックでA4 と Letter を切り替えられます。海外メンバーと共有する場合は Letter を選んでください。

印刷時のヒント

  • 印刷プレビューで右余白が切れる場合、ブラウザの「拡大率」を90〜95%に下げると収まります。
  • サイドバーやコードパレットは印刷には含まれません。
  • 背景色やヘッダーも印刷には出ず、純粋に楽譜だけが出力されます。

⌨️ キーボードショートカット

マウス操作と併用すると、入力速度が大きく上がります。

キー操作動作
→2拍進む
←2拍戻る
Ctrl+→1拍進む
Ctrl+←1拍戻る
Shift+→次の小節へ移動
Shift+←前の小節へ移動
ドラッグ小節範囲を選択
Ctrl+C選択中の小節をコピー
Ctrl+V選択位置に貼り付け
Ctrl+Zアンドゥ(直前の操作を取り消し、最大50段)
Ctrl+Y / Ctrl+Shift+Zリドゥ(取り消した操作をやり直し)
右クリック編集メニューを表示
長押し(タッチ)編集メニューを表示
Esc選択解除 / メモモード終了 / ダイアログを閉じる

❓ よくある質問

Q. 保存ボタンを押しても保存されません

BAND CONNECT にログインしていないと、クラウド保存はできません。ダッシュボードからログインし直してください。 一時的にローカルにだけ残したい場合は、「現在の曲をエクスポート」でJSONファイルとしてダウンロードしておくと安全です。

Q. 「保存枠の上限に達しました」と表示されて保存できません

新規保存の保存枠は、初期状態で3曲までです。無制限にするには、ダッシュボードのProfile Makerから バンド写真を設定し、さらにメンバーを2名以上(あなた以外に1名以上)登録するか、ギャラリーに写真を1枚以上追加してください。 なお、すでに保存済みの曲の上書き保存は、保存枠に関係なく行えます。

Q. 保存したマスター譜をライブ本番やセットリストで見たい

マスター譜をレパートリーに紐付けておくと、レパートリー一覧の「♩ View」や、ライブ用セットリストの「♩ View」ボタンから、 閲覧専用の譜面ビューアーで表示できます。詳しくは「譜面ビューアー・連携」をご覧ください。

Q. 「👁 ビューアー」が押せません/表示が編集中の内容と違います

ビューアーはクラウドに保存済みの譜面を開きます。まだ一度も「💾 保存」していない曲ではボタンが無効です。 また、表示されるのは最後に保存した内容なので、編集を反映するにはエディタで「💾 上書き保存」してから開き直してください。

Q. 入力したコードが m や - に勝手に置き換わります

これはコード表記スタイルの設定によるものです。サイドバーの「曲の設定」→「コード表記スタイル」で jazz(-)と standard(m)を切り替えてください。入力時の表記に関わらず、表示は選択スタイルに統一されます。

Q. ある段だけ小節の幅がおかしい気がします

対象の小節を右クリックして「この段の小節表示数」を確認してください。意図せず別の段数になっていることがあります。「デフォルトに戻す」を選ぶと、サイドバーで設定した全体値に戻ります。

Q. リズムパターンを2小節に伸ばせません

拡張先の小節に別のリズムパターンが設定されていると競合します。一度その小節のリズムを解除してから、スパンを変更してください。

Q. うっかり小節を消してしまいました

Ctrl+Zで直前の操作を取り消せます(最大50段)。ファイルを開き直したり、新規作成・読み込みを行うと履歴はクリアされます。 履歴が消えた場合でも、直近で「💾 保存」していれば、ライブラリから開き直すことで保存時点まで戻せます。重要な変更の前にはこまめな保存をおすすめします。